■ひきこもりの子どもの自立
全国ICTカウンセラー協会
安川雅史
ひきこもりの子どもを自立させる為に、一人暮らしをさせることが良いと言う考えもありますが、十分注意が必要です。出来るだけ、少人数の下宿など、アットホームな雰囲気があるところのほうが良いでしょう。まったくの一人暮らしだと、今と変わらない生活が続いてしまう可能性も高いです。また、かなりの危険もともないます。若者の自立を支援する施設がありますが、1年以上は、社会に出るための準備期間が必要です。注意しなければならないのは、強制的に連れて行くような施設は、かなり問題がある。と言うことです。やはり本人の意思で施設に入りたい。変わりたいと思うことが重要です。施設に相談すれば、自宅まで足を運んで、何度も子どもと話をしてくれるところもあります。ただし、幻聴、幻覚があったり、自殺未遂を繰り返すなどの症状がある場合は、出来るだけ詳しく紙にまとめた上で、入院設備のある精神病院に電話をかけ、家族相談にのってもらえる場合は夫婦で病院に出向き相談にのってもらいましょう。その上で対策を考えていく必要があります。
■子どもたちにみられる精神的障害について
全国ICTカウンセラー協会
安川雅史
1.過呼吸・・・緊張や不安、恐怖、過度のストレス等、感情の高まりで、発作的に呼吸を早く繰り返してしまう。その結果、血液中の炭酸ガス(二酸化炭素)が極端に減って、血液がアルカリ性になり、筋肉や神経に異常をきたす。うまく呼吸できず、時には、四肢が硬直し、失神することもある。1度おこすと、何度も繰り返すことが多い。
対処法 ペーパーバック法(紙袋を口にあて呼吸させる方法)、抗不安薬、息をコントロールして深呼吸する。根本的には原因となる不安や恐怖、ストレスを取り除かなければ治らない。
※脳の病気であるパニック障害の人にとっては、炭酸ガスはパニックを引き起こすもとになってしまうため、ペーパーバック法を行うのは大変危険である。
2.トラウマ・・・生活上のある体験を原因とする重い心の傷。精神的な外傷であり、一般に「心的外傷」と言われている。震災、交通事故、レイプ、児童虐待といった、自からの処理能力を超えるような強烈な体験をした場合、心は、その体験から身を守るために、それを瞬間的に冷凍してしまう機能を持っている。それにより、「とりあえず、ひとかたまり」として、心の他の領域におさめられる。「瞬間的に冷凍された状態」は鮮度を変えることなく保たれている。しかし、何らかの理由で冷凍されていた体験が解けた場合、非常に生々しい形で心の中に侵入してくる。
3.PTSD(心的外傷後ストレス障害)・・・心的外傷(トラウマ)を受けるような体験をした人が、その体験が心の中に侵入してきて、それを原因として発病する病気のこと。事故による負傷、戦争などの恐ろしい出来事、不可抵力とされる自然災害などに引き続いて、フラッシュバック(再体験)がおこる。これを生み出す、ストレスの原因は、人に著しい苦痛を与えるものであり、それを体験すると通常、強烈な不安や恐怖、無力感が生じてくる。と言われている。
4.アダルトチルドレン・・・傷ついた心を持ったまま大人になった人。家族内トラウマの後遺症。アルコール依存症の親から、暴力を振るわれるなどの虐待を受けたり、現場を目撃するなどの辛い体験をした子が大人になって心の傷のために苦しむ人たちを総じてA.Cと言う。
①自分を受け入れられない。「あるがままの自分」を受け入れられず、誰かに必要と
される時に自分の存在が確認できる。漠然とした不安のため自分を追い立てるように努力し、常に、自己否定感がある。「生まれてきて良かったのだろうか?」と自分を大切な存在に思えない。
②自分の欲求がわからない。周囲の期待や要求に反心して行動してきた為、自分の欲
求や感情がわからない。自分と相手の境界が認識できず、相手の望むことを自分の要求のように感じる。
③本当の自分を主張できない。主張することで相手の拒否を恐れ、自分の欲求を主張
出来ない。相手の要求に、NOと言えなかったり、逆に相手を威圧的にコントロールしようとしたりする。
■アダルトチルドレン行動の問題点
①漠然とした不安・・・何をしても満たされない。自分の存在価値への疑問、自己否
定、意味もなく、いつも不安を抱えている。
②人間関係・・・DV(ドメスティック バイオレンス)などの暴力的な環境から抜けられない。見捨てられる不安から相手にしがみつき、その結果関係を崩壊させる親と同類の依存(アルコール依存等)を持ったパートナーを選びやすい。YES、NOをはっきり言えず相手につけ込まれる。
③「無理をして頑張ること」に生きがいを感じている。自分を追い詰めるほどに何かに努力しても満たされず、成果をもたらしても、一時のゴールであり、次のゴールを目指して頑張り続ける。自分を犠牲にしても相手に奉仕し自分を甘やかしてあげることが出来ない。「楽しみ」でさえ罪悪感を伴う。
5.LD(学習障害)・・・基本的には、全般的な知的発達に遅れはないが、聞く・話す・読む・計算する。など特定のものの習得が著しく困難を示す。まわりの状況や人の気持ちを理解出来にくく、友達と上手に付き合うことが困難。その原因として、中枢神経に機能障害があると推定されている。
6.ADHD(注意欠陥多動性障害)・・・脳の仕組みや動きの微妙な障害を原因とすると言われ、注意集中困難(他のことに気をとられ、課題が長続きしない。)衝動性(遊びなどの順番を待つことが出来ない。トラブルのもと)学習(アンバランスな知的発達。鋭い感性や実行力を持つ人もいる)性格(人なつっこくて親しみやすい。意外と臆病で不安が高い。
①過活動②不注意③衝動性の3分野の症状が現れるものを言う。
7.退行・・・発達段階のある時点で満たされないものがあり、その時点に戻ろうとする。発達段階のその時点に「固着」していると言える。主に生後15~24ヶ月の練習期という段階で乗り越えられなかった分離不安が心にこぶりついているために、精神的なストレスに遭遇したりすると一気に、この段階へと退行してしまいます。重症の人の場合、赤ちゃんがえりの退行が、症状そのものとなって表れている。退行することで精神のバランスを保っている。赤ん坊のように抱いてもらいたいという願望が性的な行動となって表れる。トイレットトレーニングで失敗を重ね、親にしかられ、恥かしい思いをしたことでSMの世界、羞恥プレイなどと言ったことに快感を見出す。トイレットトレーニングを失敗したことにより処罰が強すぎると、排泄への強い抑制が働く、ケチな節約家になったりする一面もある。
8.発達障害・・・何らかの器質要因、心理的、社会的要因により、正常な発達が阻止されている状態(大多数は先天的)精神遅滞、脳性まひ、自閉症、てんかん、ダウン症、アガペルガー症、多動を伴う注意欠陥障害は、行動障害。基本的な病像は、認知、言語、運動又は、社会的技能に大きな障害がある。
全国ICTカウンセラー協会では、PTSD、家庭内暴力、DV、退行、発達障害など様々な相談を受け付けています。お悩みのことがあれば全国ネットカウンセリング協会にご相談ください。安川雅史が直接相談にのることも可能です。
■強迫症状を治すには?
全国ICTカウンセラー協会
安川雅史
強迫症状とは、何度も手洗いをしたり、戸締り、ガスの栓をちゃんと締めているかを必要以上に、ジーッ見たり、何度も指を差し確認したり、何度も同じところを読んだり、書いたり、幸運、不運な数字に過剰にこだわったり、何度も物を置きなおし、きちんとした位置になっているか何度も確かめたり、物を捨てずに溜め込んだりする症状をいう。また、運転をしていて石ころを踏んでも、「誰かをひいたのでは」と気になり、何度も道路を確かめないと気がすまない人もいる。強迫症状は麻薬のようなもので、その行為をしているときだけ、安心感があるが、だんだんその行為は、エスカレートしていく。最初は、少ない回数でも不安は下がっていたが、やっているうちに回数がだんだん増えていき、身動きができなくなったり、精神的におかしくなるケースも多い。強迫症状を治すには、認知行動療法と薬物療法の併用が効果的である。人の不安は時がたてば、必ず、薄れていく。例えば、失恋を例にあげても、別れたその日は、パニック状態になっていたとしても、時がたてば、まったく気にならなくなったり、我慢できるようになっている。強迫症状の治療は、これまで、避けていたことにあえて立ち向かい、不安であっても今までしてきた強迫行為は、絶対にしないことから始まる。かなりの苦痛と不安を伴い一時的に不安と苦痛がピークに達するが、ピークを過ぎると少しずつ安定してくる。これは、中途半端にやらないことが大切である。また、かなりの苦痛と不安を伴う為、薬物療法との併用が望ましい場合もある。クロミプラミンとSSRIは、日本で許可を受けている強迫性障害の治療薬である。強度の強迫症状は薬物療法だけで治ることはないので、認知行動療法を取り入れた精神科に入院して徹底してやっていくことが、一番よいと思われる。もしくは、実績のある心理カウンセラーのもとで徹底してやっていくことが必要である。大事なことは、少し良くなったからと途中で止めたり、中途半端に行わないことだ。不安が完全に下がるまで続けることが大切だ。中途半端なことをやると必ず悪化してしまう。どんなによい治療法でも使い方を誤まると症状は、より悪化してしまうので、必ず、専門家の指示をうけながら対処していくことをすすめる。安川も極度の強迫神経症の子どもたちのカウンセリングに携わってきたので、家族の中で強迫神経症で悩んでいる人がいる場合は、一度、電話で相談してください。
全国ICTカウンセラー協会では、強迫神経症で悩んでいる方の相談も受け付けています。
安川雅史が解説する「てんかん」
てんかんとは、大脳ニューロンの過剰興奮によって生じる反復性の発作を主な症状とする慢性の脳疾患です。人口の0.5~1%程度の有病率があり、比較的頻度の高い疾患です。難治例もありますが、大半が適切な薬物によって発作をコントロールすることができ、治療の継続によって治癒も期待できます。
■症状
大発作
特発性の全般発作です。何の前兆もなしに突然意識消失とともに倒れます。高音の叫び声が発せられることもあります。倒れた直後より全身の強直性けいれん(筋肉の強い緊張のため四肢〈手足〉がつっぱった状態)が生じます。1分以内に治まりますが、この間呼吸停止のためチアノーゼがみられます。その後に関節の屈曲と伸展を交互に繰り返す間代性けいれんに移行します。この間に舌をかんだり、尿便の失禁がみられたりします。間代性けいれん終了後には、深呼吸状態となり、口中に増加した唾液が泡となって吹き出されます。その後もうろう状態を経て睡眠に移行します。数十分で覚醒しますが、発作中のことはまったく記憶に残りません。
■小発作
特発性の全般発作です。短時間の意識消失発作で、通常、大きなけいれん発作は伴いません。前兆なく突然に生じます。急に一点を凝視したり、会話を中断したり、話しかけに応じなかったりしますが、2~10秒後には正常に戻ります。あまりに短時間すぎて患者自身にすら自覚がないこともあり、単にうわのそらといった印象しか与えないこともあります。この発作は、5~10歳の小児期に発症し、成人期までに約半数は治癒しますが、一部は大発作に移行することもあります。8歳以降の発症、男児、難治例、光過敏症の存在などは大発作になる危険性を増大させるといわれています。
■単純部分発作
小発作や大発作は原因不明の特発性てんかんですが、単純部分発作は大脳皮質に限局性の病変が存在する症候性てんかんです。症状は病変の存在する部位によって異なりますが、意識障害は伴いません。例えば前頭葉の運動領野の病変では、反対側の手足にけいれんが生じます。異常放電が周囲に広がり、それに応じて局所のけいれんが次々と進展していく発作は、ジャクソン型てんかんと呼ばれています。この異常放電が全脳に波及し、意識障害と全身のけいれんが生じ、二次的に大発作に移行することもあります。
■複雑部分発作
単純部分発作と異なり、発作の開始後の早い時期より意識障害を伴います。病巣は側頭葉に存在します。既視感(きしかん)、未視感、幻嗅(げんきゅう)、幻聴などの前兆の後に意識障害と自動症(口唇、舌、手指の自動的な運動や歩行など)が出現し、2~3分持続します。その後にもうろう状態となります。発作中の記憶は残りません。
■心身疲労に効果がある食品
心身疲労に効果があり、気持ちを安定させる飲食物をまとめておく。
衣食住の中で特に食は、ひきこもっている子どもがいる家庭では、重要である。ひきこもりの子どもの約7割に慢性疲労症候群(前向きに物事を考えられない。)が見られるが、この症状は、これらの飲食物を食べ飲み続けることにより改善される。
1.イチョウ葉エキス(慢性疲労症候群の改善)
2.甘草茶(うつ病の改善、疲労回復)
3.どくだみ茶(うつ病の改善、疲労回復)
4.朝鮮人参(精神安定、疲労回復、不眠症の改善)
5.ローヤルゼリー(心身衰弱の回復)
6.玄米【白米に混ぜる】(うつ病の改善)
7.野菜(にんじん、れんこん、せろり、やまいも、キャベツ,ねぎ類)・海藻・小魚・黒ごま・わかめ(精神安定に効果的)
※極力避けたほうがよい飲食物
1.ハンバーガー、インスタントラーメン、カップ麺、栄養ドリンクは極力避ける。
2.肉類、白砂糖、牛乳、卵は、週1~2回に抑える。(血液を酸性化するため、大量の酸素を必要とする脳、神経系の機能が狂いを生じてくる。
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